人生・生き方のモデルを見つける読み方
本屋に行くと、いろいろな人が書かれた本が出版されています。
有名な方もそうですし、表にはあまり出てこられない仕事人の方やごく普通の一般人の方もいらっしゃいます。
そういった方たちが書かれた本を読むことで、人生や生き方のモデルを見つけるということができます。
理想を言うと、「この人の生き方をそっくりそのまま真似したい!」というのに出会えれば最高だと思います。
その人の書かれた著作を全部読んだり、その人について分析された本を読んでみれば非常に参考になるでしょう。
ただ、仮に出会えたとしても、おかれた立場や時代背景が全く異なることもよくあります。我々が生きる現代や生活に適用するには難しい場合もあるでしょう。
現実的には、いろいろな人の本から真似したいと思う部分を「良いとこ取り」する読み方をするのがいいと思います。
たとえば、私は少しでもいい仕事がしたいと思っているのですが、なかなか踏ん張りがきかなかったり、くじけそうな自分がいたりします。
仕事をがんばっている人で誰か参考になるような人がいないかと思って本を読んだところ、「村上春樹さんがいい小説を書くために毎日走って体力をつけている」と言うことを知りました。
村上春樹さんが言うには、「書けない時でも、気分が乗らないときでも、ずっと書き続けてしばらくすると、にすぅっと入っていけるところが2週間ほどある。ただ、そこにたどり着くには体力がどうしても必要だ」ということらしいのです。
私はこれを読んで、妙に納得したところがあり、これを自分の一つのモデルにしようと思ったと言う次第です。
とにかく続けてみる。そしたらすぅっとはいっていける部分がきっと見えてくるのだろう。ただ、そこまでは粘らないといけないから、体力をつけよう。これが、私の一つの生きるモデルです。
同様のことは、他の部分でもあります。そういったことを、少しずついくつも積み重ねると、理想の生き方や人生のモデルが出来上がると思います。
まだまだ私はそのモデルを構築中ですが、少しでもよいモデルを見つけて、真似していきたいと思います。