全体を把握してから細部を理解する
本を読むときに、まず全体を把握してから細部を捉えていくという読み方をすると、スムーズに理解できることが多いと感じています。
特に、知識をつけるときや勉強として本を読むときにはこの読み方が有効だと思います。
全体を把握してから細部をとらえるというのはどういう読み方かというと、本を読んでいて、1箇所や2箇所、わからない言葉の意味や文章があったとしても、まずは気にせずに先へ読み進めていくという読み方です。そして、1冊の中に書いてある中身の全体的なイメージをとらえる、ということになります。
1冊読み終わっても、なんとなくしっくりこないこともあると思います。そのときはもう一度読み直してもいいですし、別の本に手を出してもいいと思います。
全体としてどんな流れになっていて、それぞれの知識や事柄が関連しているのかをおおまかに把握すると良いでしょう。
わからないところをわかるまで読んでもわからないことは多くあります。しかし、先を読み進めていくうちに、「ああ、そういうことだったのか!」と気がつくことも多くあります。
全体を把握するというのは、読んでいるときにはわからなかったことでも、読み進めていくうちになぜか理解できるようになるという効果があるように思えます。
イメージとしては、小さい頃はわからなかったことでも、大人になったらいつの間にかわかるようになっていたというようなことが誰でもあると思います。それに、似ているような気がしています。
また、細かいところにこだわりすぎて、わかならいまま先に進めないでいると、イヤになってやめてしまうことがあります。勉強を目的に読んでいるときは、その勉強をやめてしまうことになってしまうので、自己嫌悪に陥ってしまい、精神的にも良くありません。それよりは、学習を続けるという意味でも、よい効果があるように思います。