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自分に合うジャンルの本や著者を知る

 


自分がどんな本が好きかわからない場合や、探しているときなどは、いくつか異なる分野の本を読んでみて、確認してみるといいと思います。


名作物を、ミステリー物、ノンフィクション、時代小説、ファンタジー小説等、自分がなんとなく惹かれる分野をいくつかピックアップして、各ジャンルについてそれぞれ5冊ずつくらい読んでみてはいかがでしょうか。そのときに、異なる作者をチョイスするといいと思います。


読んでみていろいろわかってくることがあると思います。


たとえば、よく名作は長い間読み継がれているから面白い、と思って読んでも面白くないことがあります。


私の例では、ヘルマン・ヘッセの「車輪の下」を読んだときは、ダメだと思ってしまいました。ネタばれになるのであまり書きませんが、この作者とは合わない、と思ったのを覚えています。内容がちょっと暗くて、私は苦手です。でも、確かにこうやって覚えているくらいですから、やはり名作と呼ばれるだけのことはあるのでしょう。


他にも海外の名作は自分には合わないことが多く、あまり手を出さなくなってしまいました。


また、海外で発表されて日本で翻訳されたものを読んでみても全然わからない場合もあります。


技術書の類で多いのですが、翻訳の過程なのか、それとも英語独特のセンスなのかわかりませんが、わかりにくい例えや表現が多すぎて、最後まで読み続けることができないものが多くあります。


逆に、鈴木光司さんの「リング」と「らせん」を読んだときは、ミステリー小説やホラー小説の面白さにはまりました。そのあと、いろいろな同ジャンルの本を読みましたが、ホラー小説については、あまり面白いと思うものには出会わずに、読むのをやめてしまいました。ただ、ミステリー小説は自分に合っていたようで、どんどんいろんな著者の作品を読んでいき、はまっていきました。


このような経験を通して、自分に合う合わないものがなんとなくわかるようになるのではないかと思います。


ただ、特定の分野に凝り固まってしまうのが不安に思えるときは、嫌いなジャンルの本や今まで試してこなかったジャンルに敢えて挑戦してみてもいいかもしれませんね。嫌いだと思っていたジャンルに、自分との相性ばっちりの本が見つかるかもしれません。そうすれば、また新たな扉が開くのではないでしょうか。


いろいろな本にチャレンジしていきたいものです。






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