速読を学ぶための4つの方法
速読術を身につけたいけど、どうやって勉強したらいいんだろう?と思う方は多いと思います。安価にできるものもあれば、高価なものもあります。安いと効果がないのでは?と思ってしまいますし、高い方がしっかりと身につくのではとも思ってしまうかもしれませんね。
どんな学び方があるのかを知っておけば、自分にあった方法で速読術を効果的に学ぶことができると思います。このページでは、速読術を身につける3つの方法の長所・短所を紹介したいと思います。
書籍を使った学習は安価で手軽。身につけられるかは自分次第
まず、速読術を学ぶための方法として手軽に始められるのが、書籍を使った学習法です。1000円〜3000円程度で購入でき、非常に安価に勉強できるのがメリットです。手軽に安く身につけたい人にとっては一番良い選択肢になると思います。
書籍ですので、当然本を読みながら速読の方法を理解し、自分で考え実践しながら身につけていかなければなりません。速読術の本には、目の動かし方や呼吸の仕方などが書かれていることが多いです。これらを自分で理解して、実際に本を使って実践していく必要があります。
本を使って勉強していくのは手軽で安価なのがメリットなのですが、実際に試していく過程において、「本当にこのやり方であっているのか?」と疑問や不安を感じて行き詰まることがあるかもしれません。自分ひとりで学習を進めていくので、誰かに質問することもできません。また、本を使っての練習になりますので、自分の状態を自分自身のみで判断しつつ、自己管理をしっかりして継続的に練習していかないと速読術は身につかない心配があります。
書籍を使って速読術を身につけようとする場合は、自己管理ができて、継続的に学習・練習をすることに自信がある人に向いている方法だと思います。
スクールに通うのは高価だが、適切な指導が受けられる
次に、速読術を教えてくれる学校に通う方法があります。スクールに通うメリットとしては、指導員の方から直接指導を受けられることにあります。自分の状態を見てもらって、どうやればもっと上達するかというアドバイスを受けられるのは、速読を学び始めた人にとってはとてもありがたいものです。自分であれこれ試行錯誤しながら進めるよりも、ずっと短時間に効率よく身につくと思います。また、速読法を身につけるためのツール(機材やソフトウェア)もそろっていますので、トレーニング環境としてはとても良いでしょう。
速読教室の受講方法は学校によって違い、10回コースや20回コースといった〜回コースという受講体系をとっているところが多く、費用は5万円程度から10万円以上するものまで幅広くあります。受講料が高額になってしまうので、たいていのスクールでは、無料体験レッスンを実施しています。興味のある人は、必ずこの無料体験レッスンを受けてから、受講するかどうかを決めることをおすすめします。もし、レッスン内容や費用について納得がいけば、受講されてもいいかもしれません。ただ、費用面については、書籍やこの後で解説するパソコンのソフトウェアであれば数千円から1万5000円前後で習得できるので、それと比べるとやはり割高になってしまいます。
また、速読教室が自分が住んでいる地域にあるとは限りません。都市部に住んでいればありますが、少し離れている場合は電車や車で通わなければいけない場合もあると思います。通いながら学習するのがわずらわしいと思わない方であれば問題ないでしょう。
自分が住んでいる近くに通いやすいスクールがある場合は、まずは無料体験レッスンを受けてみてください。その内容に納得し、費用面でも大丈夫ということであれば検討してみても良いかもしれません。
パソコンのソフトはリーズナブルで手軽。良くできたツールを使って効果的にトレーニング!
最近はパソコンの性能がとても良くなったので、自宅のパソコンを使って速読のトレーニングが簡単にできるようになりました。実際に速読教室で使われるような本格的なソフトを利用することができます。値段も数千円〜数万円程度とリーズナブルな価格で利用できます。中には、東芝、富士フィルム、NECといった大手企業で採用されているものや日本速読研究協会の会長が監修されているものなど、実績のあるものも登場しています。こちらのページに実績のある速読ソフトをまとめていますので、参考にしてみてください(実績のある速読ソフト一覧)。
ソフトを使うメリットはなんといっても気軽に自宅で行えることが挙げられます。速読に必要な目の動かし方のトレーニングは、ソフトを使うことで非常に効率的に行うことができます。スクールのように定期的に通う必要もありませんし、10万円以上もするような高額なものでもありません。また、書籍で学習していると、やり方がわからずに行き詰ることがあるのですが、パソコンを使ってトレーニングできますので、確実な練習を積むことができます。
一方で、iPhoneなどのスマートフォンでの利用には制限があります。スマホの画面は小さいので、スマホだとどうしてもトレーニングの効果が得られません。スマホしか持っていないという方には残念ながらこの方法は使うことはできません。
パソコンを使ってトレーニングする方法は、費用面でも手軽さにおいても、とても効果的な方法だと思います。パソコンを持っていないと使用できなかったり、スマートフォンで利用することはできないといった制約がありますが、一度試してみる価値のある方法です。
通信教育で学ぶ際は、事前に比較・吟味を十分にしよう
最近では速読を通信教育で学ぶことができるようになってきました。実績のある教育内容を学ぶことができるコースがいくつかできてきているようです。通信講座で学ぶメリットとしては、やはり時間を自由に使えるということが挙げられます。自分のペースで好きな時間にトレーニングできるのは、忙しい人にとってはとてもありがたいです。また、しっかりした内容を速読教室で学ぼうと思うと10万円以上することが多いですが、通信教育ではそれよりもずっと安い費用で学べますし、使われている教材も一般的な書店で手に入るようなものよりもずっと質が高いのが特徴です。
ただ、通信講座で学習するにはモーチベーションを維持して続けなければなりませんので、飽きっぽい人や一人で勉強するのが苦手な人には事前に講座の内容をチェックして、自分にあっているかどうかを確認した方が良いでしょう。
最近の通信講座では、講座の内容について無料で資料を送ってくれるところがほとんどです。事前に資料を請求して、学習の進め方や送られてくる教材、支払い方法などをチェックしておくのが失敗しないコツです。資料を取り寄せるのはお金がかかりませんので、いくつかの講座の資料を請求して比較・吟味し、自分に合いそうなものを探してみてください。このサイトでも、速読を学べる通信講座を紹介していますので、参考にしてみてください(速読を学べる通信講座のページ)。
自分の性格を考え、お財布と相談して決めよう
ここまで見てきたように、速読術を身につけるためには大きくわけて3つの方法があります。それぞれメリット・デメリットがあります。一番大事なのは、自分の性格にあった方法を選択することだと思います。どんなに良い方法であったとしても、自分の性格にあっていなければ速読術はマスターできないでしょう。自分がやりやすいと思った方法がどれか、一度検討してみるのが良いかと思います。また、書籍にしてもソフトウェアにしても、ある程度はお金がかかりますので、お財布との相談も必要です。
もし、どうしても安く済ませたいのであれば書籍を使ってコツコツ自分でがんばる方法をとればよいでしょう。自分で考えながら勉強するのがどうしても苦手で、お金は気にならないのであればスクールに通うという選択肢が考えられます。スクールに通うのが面倒だし、経済的で効率的にマスターしたいのであればソフトウェアを購入するというのが最も良い方法でしょう。
自分にあった方法で速読術をマスターして、是非ともたくさんの本を読んでみてくださいね。
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