読書によって人生のモデルを見つけることができる
「読書をすることで先人の知恵を学ぶことができる」のページでも書いたように、本には人生の先輩たちが経験し、獲得した知恵がたくさん詰まっています。
これらの知恵を学ぶことによって、自分の理想とする生き方や、生き方のモデルとなる人物を見つけることができるかもしれません。
普通に生活して70年生きたとしても、出会える人の数と言うのはしれています。その中で、この人の生き方を真似したいというような機会というのは、なかなかないかもしれません。
しかし、本であれば、歴史上の偉大な人物であったり、ビジネスの世界で名を馳せた人物、地球の裏側に実際にいる凄い奴、小説の中の架空の人物など、あらゆる人とめぐり会うことが可能です。、たとえば、ベンジャミン・フランクリンやエジソンなどの偉人たち、松下幸之助やアップルのスティーブ・ジョブスなどが思い浮かびます。
このような人たちの本を読むことによって、生き方のヒントや発想法などを学びとれるのではないでしょうか。
完全に共鳴することができれば、その人が自分の人生の師匠として生き方のモデルになることもあるでしょう。
一人の人物丸ごとを人生のモデルにすることができないことは当然あると思います。
たとえば、エジソンの伝記を読んで、1%のヒラメキを得るために99%の努力を大事にしようという生き方を見習おうと思っても、エジソンが自分の権利を守るために訴訟をいとわなかった部分については、あまり共感しないということもあります。
その場合は、それでいいと思います。
大事なのは共感する部分・見習いたい部分をいかに多く持つかということです。「人生・生き方のモデルを見つける読み方」でも書いたように、見習いたい部分のいいとこ取りをして、理想の生き方を自分の中で作り上げればいいと思います。
そのようなことができるのが、読書の魅力であり大きな効果だと思います。