Amazonの荷物を配達するヤマト運輸の負担を減らすために私たちができること
Amazonなどのネット通販の拡大で、ヤマト運輸が悲鳴を上げているというニュースをよく耳にするようになりました。書籍をはじめ、様々な商品がそろっているAmazonはとても便利なのですが、その荷物を運んでくれる宅配業者がなくなってしまうと、Amazonを利用することができなくなってしまいます。
少しでもこの状況が改善するように、我々消費者ができることが少なからずあるに違いありません。実際に、私たちがAmazonを利用するときに、ヤマト運輸の負担を減らすことができることを考えてみました。
コンビニに荷物を配送してもらう
[Amazonでコンビニに配達指定を行う画面]
ヤマト運輸の記事を読むと、自宅に配達したときに不在で受け取れずに再配達となる割合が20%程度ある、ということでした。これがネット通販の拡大に伴ってヤマトの負担になっているようです。
たしかに、働いている人や大学生など、日中外出している人は受け取ることが難しいですよね。
これまでは、注文した商品が外出中に届いてしまっても気軽に再配達を依頼していたかもしれませんが、配達業者の負担を考えるとできなくなってしまいますね。再配達がなくなれば、ヤマトの負担もいくらか軽減できそうです。また、ヤマトの料金の見直しに絡んで、再配達が有料化されるという声も聞こえてきました。利用者としてなるべく費用を抑えるためにも、再配達を減らすように努力する必要がでてきました。
では、再配達ではなく確実に受け取るようにするにはどうすればいいかというと、Amazonで購入した商品の配達先をコンビニする、という方法があります。
amazonで本などの商品を購入すると、自宅だけでなく近所のコンビニにも配達してくれる場合があります。コンビニに配達してもらえば、再配達は絶対にありません。
注文した商品がコンビニに届くと、問い合わせ番号と認証番号(パスワード)がかかれたメールが送られてきます。コンビニに設置してある端末にこれらを入力して発券し、レジに持っていくと荷物を受け取ることができます。
コンビニへの配送は、Amazonが取り扱っている商品ならだいたいOKですが、ものによっては自宅以外への配送はできないこともありますのでご注意ください。その場合には、「この商品はコンビニへの配達はできない」旨の表示が出ます。
ヤマト運輸の登録を行い、宅急便のお届けメールやLINEを受けられるように設定する
ヤマトのウェブサイトからクロネコメンバーズというサービスに住所や名前を登録しておくと、配達があることを知らせてくれるお届けメールやLINEの送信設定を行うことができます。
これはとても便利な方法で、以下のようなメリットがあります。
2.配達日時の指定が可能
amazonの荷物はヤマトが担当しているので、このようなサービスがあるととても便利です。
まず、お届けメールは配達の前日に届きます。そして、メール内に記載されてあるリンクをクリックして、都合の良い配達日時を指定することができます。この機能を使えば、配達当日の都合が悪ければ別の日にちを事前に指定できるようになります。
再配達してもらわずに済みますので、業者の人に迷惑をかけることもなくなりますね。
ちなみに、送られてくるお届けメールというのは以下のようなものです。配達日時と送り主が書いてあります。お届け予定日時や受取場所の変更が可能です。
お荷物のお届けについてお知らせします。
■お届け予定日時
06月12日(月) 時間帯希望なし
↓お届け予定日時や受取場所の変更はこちらから
https://otodoke.kuronekoyamato.co.jp/shitei/PENTRANCE?id=****
ヤマト運輸の「お届け予定eメール」等を詐称した不審なメールが発生しています。不審メールにはファイルが添付されていますが、ヤマト運輸からお送りしているメールには添付ファイルはありません。
添付ファイルは絶対に開かず、削除いただきますようお願いいたします。なお、不審メールはヤマト運輸からお送りしている「お届け予定eメール」等と同じ「件名」や「差出人アドレス」が表示されている場合が
ありますので、くれぐれもご注意ください。
フィーチャーフォンをご利用の一部のお客様は、記載のURLに接続できない可能性がございます。日時変更をご希望の場合は、お手数ですが、
サービスセンター( http://www.kuronekoyamato.co.jp/service/service_index.html )までご連絡をお願いいたします。
※お届け予定日時につきましては、ゴルフ・スキー・空港宅急便(施設宛)の場合、プレー日(搭乗日)を表示しております。
■商品名:宅急便
■ご依頼主:Amazon.co.jp 様
■伝票番号:****
荷物の配送状況を確認する場合はこちらをクリックしてください。
http://toi.kuronekoyamato.co.jp/cgi-bin/tneko?type=1&***
メールだけでなく、LINEでも連絡が可能ですので、普段からLINEをよく使われている方はそちらを利用してみてもいいでしょう。
詳細はこちら ヤマト クロネコメンバーズ
複数の商品は1回の発送にまとめる
Amazonは注文してから自宅に届くまでが早く、とても便利ですよね。しかし、いくつかの商品を注文すると、一括配送ではなく別便になってしまうこともよくあります。受け取る側としては、一度に受け取った方が楽なのですが、Amazonは発送の早さを優先しているようですね。
実はこの1つの注文を複数の発送にわけるというのも、宅配業者を疲弊させる原因の1つになっているようです。
それを防ぐためには、注文時に別便に分かれてしまうことがわかったら、なるべく1つにまとめるようにオプションを選択すると良いです。
このように発送のオプションを使用してなるべく1つにまとめるようにすると、1回で受け取れるようになります。
ただ、物によってはどうしても1つにまとまらないようなものも出てきます。その場合は、コンビニに配送してもらったり、発送が遅れるものだけ注文をキャンセルしてまた別の日に注文するなどの方法をとることもあります。どうしても必要な場合は、申し訳ないと思いつつも、別便での発送を仕方なく選択してしまうこともありますが、コンビニ配送やヤマトのお届けメールを活用するなどして、1回で確実に受け取れるようにしています。
また、下で紹介するように、プライム会員になっていると受け取り日時を直接指定できるようになるので、複数便でも1回で受け取れるようになることもあります。
プライム会員なら日付指定を利用する
Amazonには通常会員と有料のプライム会員というのがあります。私はプライム会員に入って長い時間が経つのですが、プライム会員で便利な機能の1つに、配達日時の指定が挙げられます。
これを利用すると、下の画像のように配達日時の指定ができるようになります。普通に発送するとだいたい1〜3日後に到着しますが、受け取れない場合も出てきます。しかし、あらかじめ日時を指定することができれば、確実に受け取ることができるようになります。
また、発送が複数の便にわかれてしまっても、受け取る日にちをずらせば、まとめて受け取れる場合があります。
以下は私の経験になります。
以前、複数の商品を注文して2つの便に分かれてしまったことがありました。1つは即発送が可能なグループと、もう1つは3日後に発送が可能なグループでした。1つにまとめるようにオプションを選択してみたのですがうまくいきません。どうしようかなと思ったのですが、発送が3日後であれば、それ以降に受け取るように指定すれば、1つにまとまるかもしれないと思い、1週間後の土曜日に受け取るように設定してみました。
Amazonからの発送連絡メールは2つ別々で届き、「やっぱりうまくいかなかったか」と思ったのですが、実際に届けられたのは1箱の段ボールで、その中に別々に送られてくるはずだった商品が1つにまとまって梱包されていました。
なぜ1つにまとまっていたのかを考えてみたのですが、両方ともAmazonが発送するものでマーケットプレイスからの発送ではありませんでした。Amazonが発送元だと、在庫のある場所が同じだった場合、発送を1つにまとめてもらえるのかもしれませんね。
もちろん2便に分かれてくる可能性もあったのですが、配達日時を変更して両方とも同じ日に到着するようにすると、ヤマト運輸側で1つにまとめて持ってきてもらえる確率も高くなります。その方が業者側も楽ですし、受け取る側も楽ですので、双方にメリットがありますね。
Amazonプライム会員の特典とメリット
電子書籍(kindle)を利用すれば配送そのものが不要になる
Amazonで本を購入する人は多いと思います。まだ多くの人は紙の書籍を読んでいると思いますが、この場合、注文すると自宅まで配送、という流れになります。
しかし、Amazonの電子書籍端末であるkindle paperwhiteなどを利用すると、Amazonで本を購入すれば、端末に電子書籍をダウンロードするだけで読むことができます。書籍の配達そのものが不要になりますので、配達業者に負担をかけることはなくなります。
実際、私もkindle paperwhiteやFire HDタブレットなどで読書をしています。電子書籍を購入すると、1分もせずに読み始めることができます。本が配達されるのを待つ必要がありません。とても便利です。
[Kindle paperwhiteで読書をしているところ]
また、プライム会員という有料サービスを申し込むと、毎月1冊無料で電子書籍を読むことができるようになります。1冊1,000円の本を毎月無料で読んだとすると、年間12,000円もの費用を節約することができます。私もこのサービスを利用していて、毎月1冊無料で、本を読むことができています。おかげでかなりの書籍代を浮かせることができました。
このように、Amazonの電子書籍を利用すると、配達業者に負担をかける心配もありませんし、無料で本を読めるようにもなるなど、メリットは大きいです。一度試してみることをおすすめいたします。
Kindle Paperwhiteレビュー
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