読書をしながら印象に残った事を書いてみる
読書をして、少しでも自分の成長につなげたいと思った場合、印象に残ったことや、学んだと思った事を紙に書き出してみると良いと思います。
読みっぱなしでは、「役に立った!」という実感が得られても、実はそう思っただけで終わることがよくあります。
しかも、しばらく時間が経つと綺麗に忘れてしまっては何も意味がないですよね。
紙に書き出してみることで、しっかりと自分に意識させることができます。再度考え直して、自分の言葉で整理するといいでしょう。
この方法は、ビジネス書などを読むときや、資格取得などで読書をする場合はもちろんですし、普通の小説などを読むときにも有効です。
本を読みながら、「これは!」というような箇所に出会ったら、それを書き出してみてもいいですし、読後にまとめて書き出してみても良いでしょう。
すべてを書き出そうとするのではなく、3つとか5つくらいを書き出せればいいや、と言うような軽い気持ちではじめると、意外とたくさん得るものが見つかりますよ。
簡単にできるのが、ビジネス書です。自己管理など、自分のレベルアップにつながるような箇所を抜き出して書き留めてみるということができます。
私の例をご紹介すると、以前読んだビジネス本に「法則のトリセツ 」という本があります。この本では、人や部下を動かす法則や、やる気に関する法則、斬新なアイデアを生み出すための法則などが紹介されています。
この本ではいろいろなところを紙に書き出すことができました。そのうちの1つだけをご紹介したいと思います。
時間の使い方に関する箇所で、
一日30分だけを有効活用して、語学の学習などに充てれば、1ヶ月で15時間、一年で180時間になります。これを3年間続けると180時間×3年=540時間となります。5年間にしてみると、900時間となります。1言語をマスターするのに1000時間使ったとすると、大体5年でできることになります。そうすると、今頃はすでに2〜3ヶ国語はマスターしていたのではないか、ということが書かれていました。
25歳からはじめたとすると、35歳までに2ヶ国語をマスターすることになりますよね。35歳からはじめても、40歳までには1言語をマスターできます。人生が豊かになりそうな気がしてきます。
たかだか30分を有効に活用するだけで、こんなに差が生まれるのだ、ということを痛感した箇所です。
テレビを見るのを30分減らして、学習に充てれば、凄い結果をもたらしそうですね。
この箇所を読んで以来、必要でないテレビはあまり見なくなりました。
こんな形で、印象に残ったところを紙に書き出してみると良いと思います。