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自分が好きな人が紹介する本を読んで読書の幅を広げる

 


1冊の本を読んで、さらに自分の興味の幅や読書の範囲を広げる方法として、自分が好きな作家や芸能人などの有名人が紹介する本を読むという方法を使うことがあります。


自分が好きな人が紹介する本を読むことで、以下のような効果が得られるのではないかなと思っています。


A)自分の興味・関心にマッチしている良書を見つけることができる。
B)さらに深い知識が得られる。
C)自分の興味・関心の幅が広がる本を見つけることができる



では、どのようにしてそのような本を知るかというと、紹介されるパターンがいくつかあります。
そのパターンとは、

1)本の文章中に紹介される。
2)雑誌やネットなどの対談記事、特集記事で紹介される。
3)あとがきや著者紹介に紹介される。



の3つのパターンが多いような気がしています。


1)のパターンでは、本の文章中に引用という形や、作者の言葉で「〜を読んだとき」といった具合に紹介されることが多いです。


私が以前このパターンを使って、外山滋比古著「日本の文章」という本を読んだときに、中で紹介されていた清水幾太郎著「私の文章作法」という本を読んだことがあります。


日本語をうまくなりたい、文章をうまく書くことができるようになりたいと思って上記の「日本の文章」を読んだところ、外山先生が「私の文章作法 」という本を読んで、大きな影響を受けたというようなことが書いてありました。どのような影響があったかということが具体的に書かれていて、その内容に大いに興味を持ったため、清水幾太郎著「私の文章作法」という本を読んだという次第です。実際に、外山先生の文章は、とてもわかりやすく、こんなふうに書けるようになりたいと感じていました。その外山先生が影響を受けたのだから、とても参考になる本なのだろうと思ったのです。


2)のパターンとしては、本屋で簡単に見つけることができます。


ビジネス雑誌のコーナーに行けば、企業の社長や最前線で活躍している人が読んでいる本という特集が組まれていることが多く、パラパラとめくれば見つかることが多いでしょう。


また、「ダヴィンチ 」という本を紹介する専門の雑誌も発売されていて、芸能人や作家が読んだ本が紹介されていることが多くあります。自分の好きな作家や芸能人が読んでいる本であれば、興味を持って読めるのではないでしょうか。


私が以前このパターンで読んだのは、雑誌かネット、どちらかの特集で、ムツゴロウ さんが北杜夫先生のことを心の師匠と呼んでいるというような内容が書かれていたのを読んで、興味を持って読み始めたことがあります。


ムツゴロウさんは動物好きというイメージが強いですが、本もお書きになります。その人が心の師匠を呼ぶ人の本というのは、どんなものだろうと興味を持ったというわけです。


3)のパターンとしては、著者があとがきの中にさらっと書いていることや、著者以外の人が解説として紹介しているという場合があります。


たとえば芥川龍之介の「地獄変・偸盗 」という文庫本があります。
これを読んだときに、どこか昔話のような舞台設定で、教訓的な結末を迎えるようなストーリー展開がとても面白かったのを覚えています。


最後まで読み進んで、解説を読み始めたとき、この本に収められている作品は「王朝物」というジャンルで、「今昔物語集 」に取材しているものが多いと知りました。


大学受験のときに古文の勉強で今昔物語集に触れることがあり、その内容の面白さにいつか読んで見たいと思っていたこともあり、早速今昔物語集を買って読んだことがあります。
実際に芥川龍之介が参考にした作品を呼んでみて、比べたりするととても興味深く読めました。


このような感じで、自分が面白いと思った本などに紹介されている本から、芋づる式のような感じで深く掘っていくと、楽しいかもしれませんね。






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