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本の文学賞を片っ端から読んでいくと読書の幅が広がる

 



本にはいろいろな賞があります。たとえば芥川賞や直木賞、本屋大賞などがあります。歴史が深いものもあれば、最近できた比較的新しいものもあります。


これらの賞は、一般公募が対象のものもあれば、中堅以上の作家が対象となっているもの、また本屋の店員さんが選んだ本など、選考基準や選考者、主催している組織が異なっています。また、それぞれ独自のカラーがあるので、うまくはまれば自分にぴったり合う作品に出会える確率が高くなります。


また、賞を取るだけあって、質の高い内容のものが多く含まれています。「こんなすごい本があったのか!」、「この作家はなんて素敵な作品を描くんだ!」など、深い世界観に感動し、新しい読書の扉が開くこともあるでしょう。


いつも同じような本ばかり読んでいるなと感じたなら、たまにはこのような賞をとった作品を読んでみると、新たな世界を見つけることができるかもしれません。


受賞作品はたくさんありますので、たくさんの中から選ぶことができるのもメリットです。一つ気に入った作品があったら、その作家の作品を読み進めてもいいですし、ほかの作家の受賞作品を読んで新しい世界を見つけるもの楽しみの1つです。


以下に文学賞の一例と、受賞作品のリストページへのリンクを掲載していますので、ご参考にしてみてください。


文学賞の例


リンクをクリックすると受賞者(受賞作品)の一覧ページに行きます。

ノーベル文学賞 いわずと知れた世界的な文学賞です。ロマン・ロラン、アナトール・フランス、トーマス・マン、パール・バック、ヘルマン・ヘッセ、アーネスト・ヘミングウェイなどの名だたる作家が受賞しています。日本人でも川端康成などが受賞していたり、近年ではカズオ・イシグロなども話題になりました。 
芥川賞  純文学の新人に与えられる賞です。直木賞と同じ時期に発表され、毎年テレビや新聞でも取り上げられるなど、話題性は大きいです。第1回目は1935年であり、80年以上にわたって続いている伝統的な賞です。過去の作品と現在の作品を読み比べてみるのも面白いでしょう。
直木賞 無名・新人および中堅作家による大衆小説に贈られる文学賞ですが、長年活躍している作家が受賞することもあるなど、対象は幅広いです。毎年テレビや新聞でもこの賞の受賞者や作品が発表されるなど、話題となることが多いです。芥川賞と同じく第1回目は1935年で、歴史ある賞です。
本屋大賞 選考委員に作家や文学者が入っておらず、書店の店員の投票によって受賞作が決まるという賞です。2004年に設立され、「博士の愛した数式」、「東京タワー 〜オカンとボクと、時々、オトン」、「謎解きはディナーのあとで」などが選出されています。テレビや新聞でも取り上げられることが多く、話題性のある賞です。
 「このミステリーがすごい」大賞  宝島社、NEC、メモリーテックの3社によって設立されたコンテストです。2002年に第1回目が行われています。「チームバチスタの栄光」、「さよならドビュッシー」などの作品が選出されています。
吉川英治文学賞  公益財団法人吉川英治国民文化振興会が主催し、講談社が後援する文学賞です。大衆小説が対象です。1967年が第1回目で、こちらも50年以上にわたって続いています。松本清張や司馬遼太郎、宮本輝、北方謙三、宮部みゆき、小池真理子などの作家が受賞しています。
江戸川乱歩賞 探偵小説を奨励するために制定された文学賞です。推理作家への登竜門として知られています。第1回目は1955年で60年以上にわたって続いている歴史のある文学賞です。
太宰治賞 三鷹市と筑摩書房が主催する公募新人文学賞です。第1回目は1965年で50年以上にわたって続いています。宮本輝や宮尾登美子などの作家を輩出しています。
フランツ・カフカ賞 2001年に創設されたチェコの文学賞です。フランツ・カフカにちなんで創設されました。受賞者の中からノーベル文学賞を受賞した人もいます。日本人では、村上春樹がフランツ・カフカ賞を受賞しています。 
山本周五郎賞 1988年に創設された文学賞です。優れた物語性を持つ小説や文芸書に贈られます。貫井徳郎や伊坂幸太郎、海堂尊、池井戸潤、湊かなえ、江國かおりなどの作家が受賞しています。
ファンタジーノベル大賞 酒見賢一や鈴木光司、畠中恵、森見登美彦などを輩出しています。
日本ホラー小説大賞 公募による新人文学賞です。ホラー小説が対象となっていて、映画化もされ大ヒットした「パラサイト・イブ」や「黒い家」などが選出されています。長編部門と短編部門があります。
三島由紀夫賞 三島由紀夫の業績を記念し、新潮社が主催する文学賞です。1988年が第1回目となっています。石原慎太郎や小林恭二などの作家が受賞しています。
すばる文学賞  集英社が主催する新人と対象とした公募の純文学作品の文学賞です。1977年に第1回目が開催されています。
島清恋愛文学賞 石川県美川町村合併40周年を記念して、同町出身の島田清次郎にちなんで1994年に創設された文学賞です。
現在は金沢学院大学が運営しています。恋愛を対象にしているため、受賞者は圧倒的に女性作家が多いのが特徴です。







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